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黒潮の人魚姫Ⅱ(高知県土佐清水市)

日本人の遠い先祖たちは黒潮に乗って南から小舟に乗ってやってきた―といわれている。黒潮の源流は台湾南部沖。着岸域は四国の足摺岬(高知県土佐清水市)周辺だ。そこに奇岩が連なる「竜串海岸」がある。日本初の海域公演で約1700万年前、浅い海にできた地層が潮風や波に洗われ、この絶景を生んだとされる。

海中を覗くとサンゴの花畑に熱帯魚が群れ遊び、水温は真冬も17度を下回らない。いかにも人魚の居場所にはふさわしい。

一帯は日本初の海域公園に指定され、海中を観察できる足摺海底館、グラスボートのほか、生息する生物などを紹介する足摺海洋館SATOUMIなどの観光施設が点在。誰でも気軽に〝人魚気分〟が味わえる。

黒田仁朗
著書:「山折哲雄の新・四国遍路」<共著>(PHP研究所)、「ゆすはら物語」(東海教育研究所) 。元産経新聞記者。