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瀬戸内暮らし、そして台湾の旅(藤田晴彦)

ラジオDJ/フリーライター

藤田晴彦

東京のど真ん中に住んでいる時、僕らの終の棲家を決めるため、家内と意見を出し合いました。

「災害が少ない」「海と山がある」「飯が旨い」「温泉がある」「物価が安い」「温暖」「年中花が咲いている」等、条件を挙げながら、はたと気づきました。自分の故郷愛媛が僕の求めていた場所だったのだと。

瀬戸内を望む松山市の小さな港町北条地区に移住して13年が経ちました。

家の前には波穏やかなコバルトブルーの瀬戸内海と、渡船を使って1分で渡れる鹿島があります。まだ手垢の付いていない観光地と書いておきましょう。

昨年、米国で最も著名な媒体の一つ、「The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)」の電子版で、「52 Places to Go in 2019 (2019年に行くべき52か所)」が発表され、日本で唯一「瀬戸内の島々」がリストに入り、7番目に紹介されました。「灯台もと暗し」です。

世界も認めた観光地である瀬戸内地域に住みながら、年に一度の旅をするのが我々家族の趣味なのですが、旅の目的は常に「食」「人」「景色」の三本柱。予算は交通費宿泊費込みで一人10万円以内。

この条件を満たしてくれた最もオススメの場所が台湾でした。

「食」=本場の台湾料理はそれまで日本で食べていたものとは全く違う食べ物で、臭みがなく、あっさりしていて、長崎の卓袱料理のよう。特に台中市で食べた海鮮料理は至福でした。

「人」=世界一の親日国というのは本当でした。会う人は皆とても親切でやさしい。嘉義市の街で声を掛けたおばちゃんも、レストランでお隣に座っていたご夫婦も「息子が日本の大学に留学しているので日本人にはとても親近感がある」と話してくれました。「息子の事を思い出す」とも。台中球場でU18日本代表の試合を観戦中に日本を応援してくれていたおじさんは「台湾の野球が強くなったのも、今の我々の道徳観も、日本人が教えてくれたお陰なんだ」と片言の日本語で話しかけてくれました。

「景色」=新竹市の駅舎や路地裏など、日本統治時代に日本人が造った街や建物がまだたくさん残っていて、親に手を引かれながら歩いた子供の頃の街並みを思い出す。ノスタルジックな気分に浸って、ついカメラのシャッターを多く押してしまう。台南市もそう。そんな景色に沢山出会えました。

あなたの幸せの優先順位は何ですか?瀬戸内海と台湾の旅が、あなたの幸せに寄り添ってくれる事を願っています。

 

藤田晴彦(ふじたはるひこ)

プロフィール

昭和42年愛媛県今治市生まれ(53歳)。

1989年、3000以上参加の日本最大のアマチュアバンドコンテストにて全国大会優勝。

1991年、SONYレコードFITZBEATレーベル(レベッカ、聖飢魔IIなどが在籍)

からメジャーデビュー。(事務所は山下達郎氏のスマイルカンパニー所属)

1994年、NHKスペシャル大河ドラマ「坂の上の雲」主演の本木雅弘さんと共に、東宝フジテレビ合作映画「ラストソング」に出演。

2000年より、松山市を中心に、中四国のNHK FMや民放ラジオのディスクジョッキー、番組制作、イベント制作、司会に携わる。

☆司会、執筆、TV,ラジオ番組、CM、イベント制作会社、OFFICE SYSTEM7代表。

☆大洲市坂本龍馬脱藩150年事業PR大使。

☆高知桂浜 坂本龍馬クイズ大会準優勝。

☆四国八十八カ所参りを自転車で結願、バックパックを背負い沖縄離島を巡る。

☆趣味・特技 /剣道二段、杖道初段、合気道五級

☆「松山市ことばのちから実行委員会」元委員長(2007.8月~2019.8月)、現在アドバイザー。

☆石鎚山をフィールドに自然を学習するNPO法人「石鎚森の学校」の理事。

☆2016年9月、台湾愛媛県人会より台湾PR大使を拝命。

2019年4月~、愛媛台湾親善交流会幹事